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第一話「出会いの瞬間」 12/'92
クリスマスも近いある寒い夜のことでした。
階下の駐車場で車を降りると、
何の警戒心も持たず「にゃーにゃー」とやさしい声で鳴き、甘えて摺り寄って来る猫一匹。
これがみけとの出会いの瞬間でした。
そらから毎晩、駐車場の柱の影に隠れて、こっそりゴハンをあげました。
迷子になったのか、捨てられちゃったのかは今でも謎ですが、
野良猫でないことは、間違い無し。
昼間は何も食べてないらしく、運んだゴハンを脇目も振らず「はぐはぐ!」と食べてました。
しばらくすると、そのゴハンは完全にあてにされるようになって、
駐車場への扉を開けるまえに、こちらの気配を感じ、
「にゃ〜(待ってたんだよ〜)」と言う声が聞こえるようになりました。
人気が少なくなった頃を見計らって、ゴハンを持って降りてましたが、
ちょっと早めに行っても、必ずドアの向こうで待ってました。
いったい何時頃からゴハンが来るのを待ってたのでしょうね。
その姿を思うと、
なんだかとっても愛おしくなる。
つづく…
次は<第二話:白より白い>お楽しみに〜。
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